当ツールの凡例について、以下詳しく説明します。当ツールには、文章に内在する全ての問題を発見できる程の性能はありません。また、全く問題のない部分まで「指摘」してしまうこともよくあります。当ツールを補足する文章校正ガイドラインとしても、ぜひ一度目を通してみてください。
文中に言葉の間違いや不適切な表現が残っていると、読んだ人に日本語力や人間性を疑われてしまう危険性があります。とくに企業・団体が出す文書では必須の校正項目です。
例 : 人事異同 → 人事異動
パソコンを使って文章を書いていると、漢字表記の間違いをついつい見落としがちです。日本語力を疑われますので、公開前にきっちり直しておきましょう。
例 : 的を得る → 的を射る
普段使い慣れない言葉は間違って覚えてしまっていることが良くあります。日本語力を疑われますので、公開前にきっちり直しておきましょう。
例 : ○○女史 → ○○さん やばい → まずい
言葉の中には差別語、隠語、俗語、暴力的表現などの、「禁忌語」「不快語」がたくさんあります(いわゆる放送禁止用語、出版コードなどに該当するもの)。だれかを傷つけたり、社会的倫理観や品位・品格を疑われる危険がありますので、できるだけほかの言葉に言い換えましょう。
例 : モルジブ → モルディブ
外国の地名は、覚えている「音」を頼りにカタカナで書くと、正式な表記から外れてしまいがちです。正しい形に直しておきましょう。
例 : キャノン → キヤノン
社名や商品名などの固有名詞の中には、大文字/小文字、漢字/仮名、かな/カナ、などの表記が厳密に決まっているものがあります。正式な表記に直しておきましょう。
例 : ベートーヴェン → ベートーベン
人名、とくに外国人の人名表記は、覚えている「音」を頼りにカタカナで書くと、日本語表記の本則から外れてしまいがちです。正しい形に直しておきましょう。
例 : セロテープ → セロハンテープ
商標登録されている特定の商品名が、日常生活の中で通称として使われていることが良くあります。公に出す文章では、利害に触れる危険を避けるため、その商品そのものを指す場合を除いて、ほかの言葉に言い換えるのが鉄則です。
例 : 食べれます → 食べられます
かつて「若者言葉」であった「ら抜き言葉」は、既に広く一般に定着しているといえますが、現時点では国語審議会に正式な標準語として認められていません。公的な文章では正しい形に直しておく方が良いでしょう。
例 : 「①」 → 「1」
異なるコンピュータ環境(OS環境・フォント環境など)では、表示できない文字、文字化けする文字がいくつかあります。とくに、丸付き数字、ローマ数字、記号などに多く見られます。できるだけほかの文字に置き換えるようにしましょう。
難しい言葉、難しい漢字表記は、理解の妨げになるだけでなく「お堅い」印象を与えがちです。相手次第ではありますが、誰にでも読め、難しさを感じさせない表記を選びましょう。
例 : 上手く → うまく
当て字は、漢字の読みや意味を無視して作られた「造語」であり、人によっては読めない・伝わらないことがあります。できるだけ仮名での表記を選びましょう。
例 : 遙かに → はるかに
義務教育で教わる漢字の範囲は、国語審議会発表の常用漢字表をもとにしています。常用漢字表外の漢字は人によって読めない場合がありますので、できるだけほかの漢字や仮名に置き換えましょう。
例 : 消団連 → 全国消費者団体連絡会(消団連) or 消団連(全国消費者団体連絡会)
略語は、何かの言葉を縮めて作られた言葉であるため、人によっては読めない・わからない場合があります。元の言葉を使うか、元の言葉を添えるようにしましょう。
例 : Web → ウェブ 曖昧 → あいまい
上記以外で、人によっては読めない・わからない・難しさを感じさせる言葉です。できるだけ平易な言葉・表記に言い換えておきましょう。
広報・広告など、何らかのメッセージを効果的に伝えることが目的となる場合、文章がわかりやすい・内容に間違いがない・表現に問題がないだけでは不十分です。少しでも読みやすく、美しく仕上げておく必要があります。細部に至るまでいろいろと注意しましょう。
例 : ~できないでもないです → ~できます
二重否定はストレートな物言いを避ける効果がありますが、同時に、あいまいさ、回りくどさ、自信の無さを感じさせます。読み手の理解も妨げるので、できるだけハッキリとした伝え方を選びましょう。
例 : 学校行く → 学校に行く
日常会話では「てにをは」などの助詞を省いて話すことが良くありますが、そのまま文章にしてしまうと脱字のように見える場合があります。チェックの上、違和感のない形にしておきましょう。なお、当ツールでは「怪しい」個所をすべて指摘するので、全く問題無いことも多いです。
例 : 財産にすることができます → 財産になります
ていねいに説明しようと意識するあまり、無くても通じる言葉をつい足してしまうことがありますが、無駄に字数が増えることは、回りくどさを感じさせ、文章のリズムも崩します。できるだけスッキリとした言い回しを心がけましょう。